ロンドンは日が長くなって8時まで外が明るくて、最近心が明るくなっているのを感じる。秋から冬にかけては深いぬかるみをジトジトと這いつくばるような感じの日々を過ごしてきたけど、ちょっと脱出できてきた気がする。
10月、GBIに入ってから、このコース合わんのでは?と思ってかなり燻っており、正直私デザイン向いてないんでは?てかデザイン楽しくないなーって思っちゃっていた。ミニブリーフが毎週出される(制作期間は3日間)という謎カリキュラムのおかげでどうしても1学期でポートフォリオに出せるような作品が作れる機会がないし、デザインリサーチの手法をプロジェクトを通して学べてる実感が全くなく結構カリキュラムとしてあかんのでは?とか諸々思ってコース変更も考えた。なのだけど、前コースリーダーが相談に乗ってくれてもうコースではUALという物自体を活用して好き勝手やったほうがいいという最高のアドバイスをもらい、現コースリーダーもサポーティブだったので残留。笑
アドバイス通りに動いたおかげで、幸いなことに2学期は暗黒の1学期と違いかなりいい方向に向かってくれたと思う。2学期はコラボレーションプロジェクトがメインであり、「コラボレーションであれば何をやってもいい。プロジェクト数も問わないです」というブリーフだった。正直それも大金を払っている学校のカリキュラムとしてどうなの?って話なんだけど。
私以外のコースメイトは私以外ほぼ全員D&ADというイギリスのデザインアワードに応募していた(BriefはGoogleやHeinzなどの大手企業から出される)だけど、内容的に商業的すぎてこれは卒業後にもできるのでは?って感じで私は正直惹かれなかった。(前のコースリーダーはthe most boring briefと言っていて笑った)だって卒業後に似たようなことはやるだろうし、何でここまできて商業的すぎるデザインをやらないといけないのかと思った。けれど、将来的に大手のデザインエージェンシーや大手のインハウスデザイナーになりたい人は賞を取ったら就職にかなり有利になるから受ける価値はあると思う。けど、やりたいことがわからないまま流されるままにみんなが参加してるコンペに参加した子はしんどいだろうなあと思う。
一方で私はもう少しリサーチ寄りのことがしたいと思い、より抽象的なBriefのあるISTDのコンペティションの個人参加と、RSAというコンペティションに参加した。正直コンペティションってあまり好きではなくて、最初はBriefなしで自分でコラボレーションプロジェクトを立ち上げたかったんだけど、時間と力不足で断念。けど、振り返ってみて自分でいい選択をしたと思う。特にISTDは初めてのブックデザインの挑戦で久しぶりにものつくりの楽しさに触れられてグラフィックデザインって楽しいなと再確認できた日々だった。LCCではありがたいことにBookmaking、エンボス、レタープレスのワークショップスペースがあり、1ヶ月間テクニカルスタッフと相談しながら自分のプロジェクトを進められた。またチューターによく相談しに行った甲斐もあっていろんな観点から作品のアドバイスをもらって作品をブラッシュアップできた。正直term1のカリキュラムはどうなの?って感じだけど、UALのチューターのサポーティブな体制はとても素敵だと思う。
また、毎週月曜は10時から17時まで1日でグループワークをして1つの作品を作ってプレゼンをするワークショップがあったのだけど、これは1学期の課題と比べてかなりタメになったと思う。1日で完結できるからそこまでストレスがないし、成績がつかない、ワークスピードが上がるし慣れるし他のチームメンバーの強みを盗める。(※コースメイトはGradipより圧倒的にデザイン経験者が多いので、デザインの目と細かいテクニックが鍛えられた。去年の自分のポートフォリオ見たらデザインガタガタやんってなってしんどくなった)毎週プレゼンをさせられるのでかなりプレゼン力が上がったと思う。1学期は満足度が高くなかったけど比較的自由度が高く学びが多かったことがとても良かったと思う。
私以外のコースメイトは私以外ほぼ全員D&ADというイギリスのデザインアワードに応募していた(BriefはGoogleやHeinzなどの大手企業から出される)だけど、内容的に商業的すぎてこれは卒業後にもできるのでは?って感じで私は正直惹かれなかった。(前のコースリーダーはthe most boring briefと言っていて笑った)だって卒業後に似たようなことはやるだろうし、何でここまできて商業的すぎるデザインをやらないといけないのかと思った。けれど、将来的に大手のデザインエージェンシーや大手のインハウスデザイナーになりたい人は賞を取ったら就職にかなり有利になるから受ける価値はあると思う。けど、やりたいことがわからないまま流されるままにみんなが参加してるコンペに参加した子はしんどいだろうなあと思う。
一方で私はもう少しリサーチ寄りのことがしたいと思い、より抽象的なBriefのあるISTDのコンペティションの個人参加と、RSAというコンペティションに参加した。正直コンペティションってあまり好きではなくて、最初はBriefなしで自分でコラボレーションプロジェクトを立ち上げたかったんだけど、時間と力不足で断念。けど、振り返ってみて自分でいい選択をしたと思う。特にISTDは初めてのブックデザインの挑戦で久しぶりにものつくりの楽しさに触れられてグラフィックデザインって楽しいなと再確認できた日々だった。LCCではありがたいことにBookmaking、エンボス、レタープレスのワークショップスペースがあり、1ヶ月間テクニカルスタッフと相談しながら自分のプロジェクトを進められた。またチューターによく相談しに行った甲斐もあっていろんな観点から作品のアドバイスをもらって作品をブラッシュアップできた。正直term1のカリキュラムはどうなの?って感じだけど、UALのチューターのサポーティブな体制はとても素敵だと思う。
また、毎週月曜は10時から17時まで1日でグループワークをして1つの作品を作ってプレゼンをするワークショップがあったのだけど、これは1学期の課題と比べてかなりタメになったと思う。1日で完結できるからそこまでストレスがないし、成績がつかない、ワークスピードが上がるし慣れるし他のチームメンバーの強みを盗める。(※コースメイトはGradipより圧倒的にデザイン経験者が多いので、デザインの目と細かいテクニックが鍛えられた。去年の自分のポートフォリオ見たらデザインガタガタやんってなってしんどくなった)毎週プレゼンをさせられるのでかなりプレゼン力が上がったと思う。1学期は満足度が高くなかったけど比較的自由度が高く学びが多かったことがとても良かったと思う。
それと秋から引っ越しを3回したのだけど、やっと落ち着ける場所が見つかったのも脱出できた要因かもしれない。というのも、9月から北の果てに格安で住んでいたんだけど(zone4)11月に1月から契約が更新ができなくなると言われて急いで新居探し→全然見つからず1月末まで契約延長→2月に友達の伝手で南のフラット(zone3)に引っ越すというかなりしんどい状況だった。しかもどちらも通学時間が1時間以上。天気と気圧にかなりメンタルが影響されやすい私にとってこの冬の状況はかなりしんどかった。メンタル的にもフィジカル的にも凍えてた。幸いなことに3月末にキャンパスから徒歩15分の場所の物件を見つけ再度引っ越すことができた。しかも湯船付き。通学時間がかからないから時間も有効に使えて、万年寝不足だったのが解消された。1年で契約できたこともあってやっと居場所を見つけられたような気がする。また、今の家がzone1ということもあってバスをメインに使うことになってかなりフットワークが軽くなった。あと面白いことにロンドンの見え方が変わった。今まで治安がそこまでよろしくないエリアか、中心地からかなり離れた何もない住宅街に住んでいて、地下鉄利用ばかりだったのだけど、今回の街は比較的綺麗で落ち着いていて小洒落たカフェが近くにある感じ。それこそ観光で見る表面の綺麗なロンドンの景色で、以前の大麻の匂いがする道→地下鉄→家の往復をしていた生活から一変して風景が変わって心がリフレッシュされた。人生を変える要素の一つに住む場所が入っているけど本当にそうだなあと実感してる。
そんなこんなで春休みが終わってから、結構メンタル的にも前向きになってるのかなあと思う。
4月、5月はゆるゆるとメインプロジェクトのプロポーザルを書き、外部の人と一緒に展示のVIを作ったりなんだかんだ忙しくて充実している。
4月、5月はゆるゆるとメインプロジェクトのプロポーザルを書き、外部の人と一緒に展示のVIを作ったりなんだかんだ忙しくて充実している。
最近は将来の話題ばかり友達としている。リサーチベースのデザインワークが好きだし向いているので、そのようなスタジオもしくは研究所(大学でも私設でも)で働きたいと思っているけど、かなり競争率が高いのでどうなのかな。今のうちに夏の行動を考えないとと思っている。漠然とした不安を感じるけれど、去年よりは圧倒的にやりたいことが鮮明になっていて、しんどくても諦めないで手を動かした方がいいんだなって思ったし動かそうって思ってる。泣いても笑ってもあと7ヶ月。たまに休みながらも頑張ろう。